| 2026年4月1日より一般財団法人蛋白質研究奨励会理事長を拝命いたしました。相本三郎先生、長谷俊治先生と大阪大学蛋白質研究所生え抜きの先生が築いてこられた本財団を維持・発展させる役割の重さにあらためて身の引き締まる思いです。 |

理事長 赤路 健一 |
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蛋白質研究奨励会は、当初は大阪大学蛋白質研究所の内部組織として出発し、1962年に文部大臣認定の助成団体である財団法人として設立されました。以後、本財団は大阪大学蛋白質研究所の蛋白質・ペプチドに関する研究の支援を主な使命としてきましたが、2010年に大阪大学蛋白質研究所が蛋白質研究共同利用・共同研究拠点に認定されるに伴い、全国の蛋白質・ペプチド研究者コミュニティーの支援にも注力してまいりました。 |
この間、財団のペプチド合成事業が大いに進展し、その営業部門が1977年に株式会社ペプチド研究所として独立いたしました。現在、ペプチド研究所は我が国のみならず世界におけるペプチド研究を支える極めて重要な役割を果たすとともに、ペプチドに関する基礎的研究にも大いに貢献しております。一方、財団本体は2008年からはじまった「新公益法人制度」に則り2013年に一般財団法人に移行しました。このような本財団の60年にわたる活動の成果は7名の歴代理事長を中心とした財団職員の方々の努力の積み重ねによるものであります。本財団の輝かしい伝統を引き継ぎ、微力ながら本財団のより一層の発展に努め研究コミュニティーに一層寄与すべく務める所存です。 |
蛋白質・ペプチドに関する研究は、この半世紀余の間に大いに発展・変貌し、生命科学や物質科学の基礎・応用分野において実に多様・広範な研究が展開されています。特に最近では、AIやビッグデータの利用による新たな研究展開が急激に進みつつあります。研究の中身を表すキーワードとして蛋白質を挙げる学術論文の数は膨大となり、それらの研究を支える学術助成機関や団体等も増加しています。このような現状を鑑みますと、本財団の蛋白質・ペプチド研究を奨励する活動が、これまで同様に十分な意義を発揮するには相当の工夫・アップデートが必要になるだろうと考えております。ただ、学術を通して新局面・次世代の社会を切り拓く蛋白質研究の重要性は今後も変わることはないと信じております。まずは萌芽的あるいは挑戦的な研究を目指される方々に寄与することを意識して財団運営に励みたいと思っております。
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皆様方のご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げて理事長就任の挨拶とさせていただきます。
2026年4月
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一般財団法人 蛋白質研究奨励会
理事長 赤路 健一 |