財団法人 蛋白質研究奨励会
研究助成一般研究関連研究者養成関連講演会開催研究支援情報サービスデータベース受託研究・開発オンライン情報検索文献検索配列検索化合物検索ペプチド検索蛋白質研究奨励会理事長挨拶沿革・目的役員名簿賛助会員公開情報アクセスお問合せ研究関連リンク集EnglishHOME

理事長挨拶

 
2021年4月1日より一般財団法人蛋白質研究奨励会理事長を拝命した長谷です。職務を始めるにあたりご挨拶を申し上げます。

理事長 長谷俊治
蛋白質研究奨励会は、当初は大阪大学蛋白質研究所の内部組織でしたが、1962年に文部大臣認定の助成団体として財団法人蛋白質研究奨励会として設立されました。以後、本財団は蛋白質研究所の蛋白質・ペプチドに関する研究の支援を主としてきましたが、2010年に上記の研究所が蛋白質研究共同利用・共同研究拠点に認定されるに伴い、全国の蛋白質研究者コミュニティーの支援にも注力して今日に至っています。
この途上、財団のペプチド合成事業は大いに進展して、営業部門は1977年に株式会社ペプチド研究所として独立し、財団本体は2008年からはじまった「新公益法人制度」に則り2013年に一般財団法人に移行しました。財団の60年にわたる活動の成果は7名の歴代理事長を中心とした財団職員の方々の努力の積み重ねによるものであり、この度相本三郎前理事長の後を引き継いだ重責を痛感しています。
 蛋白質・ペプチドに関する研究は、この半世紀余の間に大いに発展・変貌し、生命科学や物質科学の基礎・応用分野において、若手、ベテランの研究者を問わず、様々な観点と方法を用いて広範な研究が展開されています。研究の中身を表すキーワードとして蛋白質を挙げる学術論文の数は膨大となり、それらの研究を支える学術助成機関や団体等も増加しています。このような現状を鑑みますと、本財団の蛋白質研究を奨励する活動が、これまで同様に十分な意義を発揮するには相当の工夫が必要になるのではないかと考えます。

学術を通して新局面・次世代の社会を切り拓く蛋白質研究の重要性は今後も変わることはないと信じていますので、まずは萌芽的あるいは挑戦的な研究を目指される方々に寄与することを意識して、微力ながら財団運営に励みたいと思っています。
皆様方のご理解とご支援、ご協力をお願い申し上げます。

2021年4月

一般財団法人 蛋白質研究奨励会

理事長 長谷 俊治
Copyright Ⓒ Protein Research Foundation All Right Reserved.